転職時に気を付けたい事
今日は転職時に気を付けたい事を紹介します。
以前と比べて転職しやすくなっていますので、転職希望者は今後どんどん増えていくと思います。
そこで転職時に気を付けたい事として「現職と志望会社を単純に比べてはいけない」を紹介します。
例えば、次のような2つの会社があったとします。
A社(現職)
年収:500万円
業務難易度:普通
会社の雰囲気:良い
B社
年収:600万円
業務難易度:普通
会社の雰囲気:良い
単純に比べるとB社の方が良いように見えますが、見えない条件に注意が必要です。
例えば、退職金
現職の職務年数にも依りますが基本的に転職することで退職金が減ります。
iDeCoや企業型DCなどでカバーできる事もありますが、基本的な確定給付企業年金(DB)に関しては減額されます。
また、人脈・信頼
仕事を進める中で培ってきた同僚・上司・後輩との人脈・信頼関係がなくなります。
金額では計算できないですが、良い関係を培ってきた人にとっては大きな損失です。
逆に言うと、関係が良くなかった場合にはリセットできるのでそこはメリットですね。
社風、雰囲気
例では「会社の雰囲気:良い」としましたが正直、入ってみないとわからない事が多いです。会社に依っては部署ごとに雰囲気や考え方が違う事もあるので、会社を変える事自体がリスクをとる事になります。
いかがだったでしょうか?
今回は全体的に転職に対してネガティブな内容となってしまいましたが、私自身も転職をしている通り、転職に対して反対ではありません。
しかし、転職によって人生が大きく変わってしまう事があります。
良い方向ばかりではれば良いのですが、悪い方向へ進む可能性も十分にあります。
転職を考えた時に「転職すれば今より良くなる」と考えがちですが、場合に依っては総合的に悪化する可能性もありますので、十分に気を付けて転職して下さい。