書籍「子育ての「選択」大全」についてお話します。
今日は習い事についてです。
習い事をさせる上での心得ですが、5つあります。
①習った事を極める方向ではなく、過程で得られる事(人との出会いや経験)を得る事を目的にした方が有意義なことが多い
②ぼーっとする時間を奪わない
③習い事は早期職業訓練ではない
④習い事の種類も大事だが、指導者の能力と人柄も大事
⑤始める時に辞める時を決めておく
⑥習い事を続けたり、レベルが上がった時の費用も把握しておく
詳しく説明します。
①習った事を極める方向ではなく、過程で得られる事(人との出会いや経験)を得る事を目的にした方が有意義なことが多い
習い事を始める際に「この子はプロにするんだ」などと意気込んでやらせることはダメではないですが、多くの人はプロにはなれません。
極める事ではなく習い事によって得られる効果、例えば筋肉が付く、やり抜く力が付く、協調性が芽生えるなどを大事にする方が多くの人にとって有意義になると考えます。
②ぼーっとする時間を奪わない
ぼーっとする時間は自分の才能に気が付き、自ら育てる機会となるため十分にとって欲しい時間です。そのような時間がないと、将来やりたい事もわからなくなり、指示をしてくれないと不安になる大人になってしまいます。
目安としては、小学低学年でMAX週3~4日の習い事まで
③習い事は早期職業訓練ではない
習い事をする事で、他の子よりも先に授業内容を把握してもあまり意味はありません。先に知る事が好きな子にとっては良いかもしれませんが、それを目的としても後から周りが追い付いてくるだけでなんの意味もなく、子供にとってプラスにはなりません。
④習い事の種類も大事だが、指導者の能力と人柄も大事
幼少期に指導してくれた恩師の立ち振る舞いや思想はその後の人生の糧となるため、非常に重要です。
⑤始める時に辞める時を決めておく
「いやだからやめる」など悲劇的に終わるケースが圧倒的に多いです。
親子で区切りを設定しておく事が大事です。
例えば「4級まで」「半年」など目標や期間を区切っても良いです。
そうする事で、達成後満足してやめる事、再開する事もできます。逆に区切りをつけておかないと惰性で続ける事になってしまいます。
いかがだったでしょうか?
子供には習い事をさせてあげたい親御さんが沢山いると思いますが、子供にとって逆効果だったり、お金の無駄遣いになる可能性もあるので、よく考えて選んでいきたいですね。
次回以降でもっと具体的な習い事の話をしたいと思います。