【第21回】子供の育て方について ~子育ての「選択」大全について④~
書籍「子育ての「選択」大全」についてお話します。
今日は習い事についてです。
習い事をさせる上での心得ですが、5つあります。
①習った事を極める方向ではなく、過程で得られる事(人との出会いや経験)を得る事を目的にした方が有意義なことが多い
②ぼーっとする時間を奪わない
③習い事は早期職業訓練ではない
④習い事の種類も大事だが、指導者の能力と人柄も大事
⑤始める時に辞める時を決めておく
⑥習い事を続けたり、レベルが上がった時の費用も把握しておく
詳しく説明します。
①習った事を極める方向ではなく、過程で得られる事(人との出会いや経験)を得る事を目的にした方が有意義なことが多い
習い事を始める際に「この子はプロにするんだ」などと意気込んでやらせることはダメではないですが、多くの人はプロにはなれません。
極める事ではなく習い事によって得られる効果、例えば筋肉が付く、やり抜く力が付く、協調性が芽生えるなどを大事にする方が多くの人にとって有意義になると考えます。
②ぼーっとする時間を奪わない
ぼーっとする時間は自分の才能に気が付き、自ら育てる機会となるため十分にとって欲しい時間です。そのような時間がないと、将来やりたい事もわからなくなり、指示をしてくれないと不安になる大人になってしまいます。
目安としては、小学低学年でMAX週3~4日の習い事まで
③習い事は早期職業訓練ではない
習い事をする事で、他の子よりも先に授業内容を把握してもあまり意味はありません。先に知る事が好きな子にとっては良いかもしれませんが、それを目的としても後から周りが追い付いてくるだけでなんの意味もなく、子供にとってプラスにはなりません。
④習い事の種類も大事だが、指導者の能力と人柄も大事
幼少期に指導してくれた恩師の立ち振る舞いや思想はその後の人生の糧となるため、非常に重要です。
⑤始める時に辞める時を決めておく
「いやだからやめる」など悲劇的に終わるケースが圧倒的に多いです。
親子で区切りを設定しておく事が大事です。
例えば「4級まで」「半年」など目標や期間を区切っても良いです。
そうする事で、達成後満足してやめる事、再開する事もできます。逆に区切りをつけておかないと惰性で続ける事になってしまいます。
いかがだったでしょうか?
子供には習い事をさせてあげたい親御さんが沢山いると思いますが、子供にとって逆効果だったり、お金の無駄遣いになる可能性もあるので、よく考えて選んでいきたいですね。
次回以降でもっと具体的な習い事の話をしたいと思います。
【第20回】子供の育て方について ~子供が高校生になったら伝えたい事~
今日は書籍「子育ての「選択」大全について」ではなく、「子供が高校生になったら伝えたい事」として、”私が実際に伝えたい事”を紹介したいと思います。
結論から言うと「子供が高校生になったらお金の事を伝えたい」です。
具体的に言うと、子供に対して、
「あなたに用意できるお金は○○万円だから、そのお金で進みたい道を選びなさい」
という事です。
詳しくお話します。
私自身親の方針もあり、小学校~高校まで公立の学校に進学し、その後地方国立大学と大学院に進学しました。塾はほとんど通っていませんでしたが、大学の時は一人暮らしをしていて生活費ももらっていました。
そこに自分の意思はあまりなく、親が敷いたレールを踏み外さないようにしている感じでした。
今35歳になって思う事は「正直やりたい事もなく、なんとなく生きている」感じです。
自分の子供にはそんな風には生きてほしくないと思いつつ、親の私の考えも押し付けたくない気持ちもあります。
なので、子供には自分で考えて将来の道を決めてほしいと思っています。
その一歩として、高校生になった子供に将来の事を真剣に考えてほしいと思っています。
できればもっと早くに考えてほしいですが、中学生にはさすがに早すぎるので高校生、できれば受験で忙しくなる前に話をしておきたいです。
ただ、私自身の稼ぎにも限りがありますので、シミュレーションした中で出せる金額を子供の教育費に当てようと考えています。
今の計画では「高校まで公立+塾代、大学は国立+一人暮らし」の金額は用意しようと考えています。それ以上になった場合は私の独身時代に貯めたお金を使う手も考えていますが、子供のやりたい事を詳しく聞いてから判断しようと思っています。
予定以外の進路に進みたい場合、例えば「私立の大学に行きたい」という思いがあれば自宅から通える私立大学なら、用意したお金で通う事ができるかと思います。
自宅から通えない私立大学ならその理由をちゃんと聞いてプラスで出すか検討します。
他の例としては「大学院に行きたい」という思いがあれば、国立の大学に通ってあとは奨学金を借りるなり、理由によっては私の独身時代のお金でカバーしようと思っています。
色々とお話しましたが、とにかく生きたお金にしたいと考えています。
子供が良く考えた将来に全力でお金を使っていきたいと考えています。
正直高校生の子供にお金の話はどうかな?と思う人もいるかもしれませんが、投資の授業も始まる昨今、自分の子供には早くから考えて欲しいと思っています。
いかがだったでしょうか?
今日は私の思いを載せてみました。
教育に正解はないですが、参考になれば幸いです。
【第19回】子供の育て方について ~子育ての「選択」大全について③~
前回に引き続き、書籍「子育ての「選択」大全」についてお話します。
今日は世界の教育方法という事で、様々な教育法について紹介します。
【モンテッソーリ教育】
モンテッソーリ教育は3つの考え方を持っています。
① 子供自身に育つ力が備わっているため、どんな力を育てようとしているか観察し、お節介にならない程度に援助する
② 周りの子供に合わせて成長の方向や速さを求めるのではなく、子供の中で見出す事③ 子供には無限の可能性があると信じ、尊敬し、励ます事
3つと言いながらベースとなる考え方は一緒ですね。
親がいつまでに何するかを決めるわけではなく、あくまでもその子自身が決める(決まっている)ことであるという考え方です。
出遅れているわが子を見た時に焦るかもしれませんが、広い心を持つ必要がありそうですね。
このような教育により、間違っても失敗してもやり直せばいいとの姿勢が身につくようです。
【シュタイナー教育】
シュタイナー教育はかなり特殊なようで
「7歳くらいまで文字や計算を教えない」
「14歳まで子供に判断を求めず大人が道筋を示す」
「14~21歳に権威に頼らず真理を追究し、批判的精神を養う」
といった考えのようです。
少し尖った考え方だが、要は、子育てには正解はないため自分で考えるしかないという事のようです。
【レッジョ・エミリア教育】
子供の好奇心、保護者の洞察・分析、専門家のアドバイスに依ってその子に適した方法で教育を行う方法を見出す手法。
実際には子供を対等な友人だと思って、余計な事は言わず必要時に助言するような教育のようです。
【サドベリー教育】
カリキュラム、時間割、クラス、宿題、テスト、授業もない学校での教育となります。
基本的に子供たちが知りたいと思った時にネットで調べ、わからなければ必要なことを教えてくれる大人を見つけ、授業を依頼する形式です。
非現実的な教育法のように見えますが、やりようによってはできる方法ではないかと思います。
但し、親が「勉強させたい」というような下心を完全に捨て、子供を認め尊敬する姿勢を身に付ける事が必要なようです。
【フレネ教育】
最適解を模索し続ける事をポリシーとした教育です。
親として大事なことは正解を教える事ではなく、子供と一緒に考え続ける事のようです。
【ドルトンプラン教育】
モンテッソーリ教育をベースに考えられた別の教育
独自の教育理念というよりは、大人の望み通りの事を自主的にやるように仕向ける方法
【イエナプラン教育】
多様な人々がお互いを尊重し合いながら暮らせる事を目指そうという考え方
学力テストのような結果ではなく、広い視野に立って教育成果をとらえる環境でないとこの教育は難しいため、日本では中々難しいと思われる。
いかがだったでしょうか?
どの教育が良いかという話ではなく、様々な教育があるのでそれぞれのいいところをつまみ食いして子供にとって良い教育をしてあげられるといいですね。
【第18回】子供の育て方について ~子育ての「選択」大全について②~
前回に引き続き、書籍「子育ての「選択」大全」についてお話します。
現在のような「正解のない、先行き不透明な時代を”VUCA”な時代」と呼ぶそうで、そんなVUCA時代を生き抜いいていく上でどう子育てしたら良いか、様々な事例を紹介した本になります。
そもそもVUCAとはなにか?
Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字を示し、時代の特性を表しています。
VUCAは、元々アメリカで使われていた軍事用語です。1990年代にアメリカとロシアが対戦していた冷戦が終結し、核兵器ありきだった戦略が不透明な戦略へと変わったことを表している言葉でした。その後、2010年代に変化が激しい世界情勢を表す言葉としてビジネスでも利用されるようになったのです。
ではVUCA時代を生き抜くために必要なことは、何か?
それは「学力」「やり抜く力」「コミュ力」です
それぞれについて説明すると
「学力」は東大を目指せるような能力までは必要ありません。そこそこの知力が必要です。
学力があるに越したことはないので高みを目指せるのでは目指した方がいいですが、今の時代、学力よりも「やり抜く力」や「コミュ力」が重視されるので、学力を伸ばす事で他が犠牲になるくらいだったら、学力を抑えた方がいいです。
「やり抜く力」はなんでも最後までやり抜く力ではなく、自分軸をしっかり持っていて関心がない事にはエネルギーを割かない事です。
「コミュ力」は誰とでも話ができる能力に近いですが、具体的に言うと「自分にない才能を持つ人とチームになる力」です。
全てを総合してどんな能力が必要かというと、
相手と普通に会話できるくらいのそこそこの学力があり、自分の事をちゃんと理解してやりたい事を持っている事。またやりたい事の中でも苦手な作業や不得意の分野については他の人に教えてもらったりできる人
になります。
昔は「学力」主義だったのですが、今は「コミュ力」が重視されています。
変化の大きい社会の中で生き残るためには、自分の得意な事を突き詰め、自分の得意を磨き上げる事で変化の中でも自分が重宝させる。苦手な分野に関しては他の専門家に頼る事で生産性をあげる事になります。
非常に理にかなった内容かと思います。
いかがだったでしょうか?
今日はVUCA時代についてお話しました。
次回は世界の教育法について紹介したいと思います。
【第17回】子供の育て方について ~子育ての「選択」大全について①~
今日は子育ての書籍「子育ての「選択」大全について」を紹介したいと思います。
子育ての本は色々読んできますが、この本は非常に共感できる事が多く、全ての親御さんに読んで欲しい本です。
何回かに分けて紹介したいと思いますが、今日は本の全体について紹介します。
この本は子育てにおいての方針を決める上で、参考にしたい事例や教育法を紹介した本です。
モンテッソーリ教育などの世界の教育方法や保育施設、習い事、家庭学習、受験と進学などについて、実際の取材をもって書かれているため非常に参考になります。
特に印象に残ったフレーズを紹介します。
時代遅れになっているのは日本の教育全体ではなく、その一部で行われている受験至上主義教育観
非常に共感できます。
Twitterで次のようなツイートを思い出しました。
小学校:周りに合わせなさい
中学校:周りに合わせなさい
高校:周りに合わせなさい
大学:周りに合わせなさい
会社面接:個性を見せてください
周りに合わせることしかやってこなかった学生時代なのに、社会に出たらいきなり個性を求められる事を揶揄するツイートです。
受験至上主義も同じで、できるだけ多く、そして難しい問題を解くことを良しとしていたのに、社会に出たらそれよりも大事なことが沢山あるという現実です。
子供に必要な能力は①そこそこの知力②やり抜く力③自分にない才能を持つ人とチームになる事
非常に共感できる内容です。昔は①②③の順に必要だったが、今は③②①になっているとの事。確かに昔はいい大学へ行って、いい会社へ入る事が人生の勝ち組とされていましたが、今はいい大学ではなくてもいい会社へ入る事は出来ますし、社会は変わってきていますね(もちろんいい大学に入る事に越したことはないですが)
「中高生にせこい損得勘定を刷り込むな」「子供自身の純粋な興味関心を尊重しろ」
自分の経験からも中高生くらいまでは損得勘定なしに興味関心で行動してほしいですね。その経験が今後の人生に大きな影響を与えると思います。そこで損をしても長い人生では大きな得をすると思います。
子育ての選択において迷うことがあれば、最終的な決断は子供の目をみて、興味を示す先がその子が進むべき道
正直、誰も正解が分からないので、迷ったときには子供がやりたい事、つまり目が輝いている事を選ぶことが正解だという考え。
非常に共感でき大切にしたい考えですね。
大人が答えを授けるのではなく、子供自身が自分たちの将来直面する課題に対する答えを時間をかけて見出すサポートをするのが大人の役割
自分の親は答えを教える事で満足していました。その行為によって子供の頃の自分は「こんなこともわからない自分はダメだな」と自信を無くすこともあったので、共感できる内容でした。
いかがだったでしょうか?
気になるフレーズをあげてみましたが、次回以降はもう少し詳しくお話したいと思います。
【第16回】子供の育て方について ~子育ては親育ち~
今日は久しぶりに子育てについてお話します。
「子育ては親育ち」という事で、子育ては親が親になる事で成り立つという考え方です。
よくわからないと思うので詳しくお話します。
子供ができると、物理的にも法律的にも親になりますが、親の考え方や経験はゼロです。
なので、子供への接し方や教育方針について迷う事がたくさんあるかと思います。
では、どうやってそれらを乗り越えていくのでしょうか?
答えは、子供の育て方について考える事、勉強する事です。
突然ですが質問です。
Q.おもちゃで遊んでいる赤ちゃんがたまに振り返ってくる事ありますよね?
その時、あなたはどのような対応をとりますか?(とっていますか?)
A1:おもちゃで遊んでいるのを邪魔したくないので、できるだけリアクションしない
A2:手をふるなどリアクションをする
正解はA2だそうです。
理由としては、振り返る時は子供が不安に感じているので、”見ているよ”と合図を送った方がいいそうです。
ある本に書かれていた内容ですが、正直子供にとってどちらが正解かわかりません。本を信じてA2を選ぶも良し、自分の考えを信じてA1を選ぶも良しかと思います。そもそもこの本を読まなければ、どちらにしようか考える事もないかと思います。
要は、子育てをする上で色々な事を調べ勉強し、その中で正しいと思う事を選択する必要があるという事です。
これは、子供への接し方だけでなく、保育園or幼稚園か、私立or公立の学校か、ペットを飼いたいと言ってきた子供に対してどうするかなど、様々な事に対して必要となってくる事だと思います。
特に今の時代、正解がない事が昔に比べて非常に多くなっているため、親の子育て能力をあげる必要がある、つまり親育ちが必要という事です。
いかがだったでしょうか?
子育てには正解がないので、白黒はっきりとした事は言えないのですが、考え方の一助になれば幸いです。
今まで、これからの携帯キャリアプラン
今日は携帯料金の話をします。
私は現在35歳。16歳の頃に初めて携帯を買ってもらい、その後ずっと保有しています。
今年からLINEMOに切り替えた事を期に、今までどのような会社、プランを使っていたか気になったので、まとめてみました。
2003~2005年:au 3,000円/月
当時は使い放題プランもなく、基本料金についている無料料金でWebサイト、電話をしていました。(電話かける人いませんが)
2006~2011年:au 4,500円/月
Web定額使いたい放題プランが出てきた頃です。ガラケーの小さな画面で色々と検索していました。着うたなども流行ってきた時期で、ダウンロートにすごく容量を使っていました。また、ジャニーズの嵐が広告になったことで、売上を伸ばすため機種変料1円が出回っていたので、半年に一回機種変していました
2012~2015年:au 5,500円/月
この頃にスマホへ乗り換え、Web定額プランを使っていました。
auでもiPhoneの取り扱いを始め、iPhone 4Sを初めてのスマホとして購入し、2年後5Sへ乗り換えていました
2016~2018年:au + mineo 3,000円/月
docomo回線でしか出ていなかった格安simが、au回線からも出る事になったのがこの頃。
当時はUQモバイルとmineoのみで、プランが選べるmineoを選択。
当時のスマホはDSDSが主流でDSDVはお値段が高いので、ガラケー+iPhone 5Sの2台持ちで対応。かなり面倒であったが、au 2,000円、mineo 1,000円(たしか7G)で使う事ができた
2019~2020年:mineo 1,000円
海外赴任していたので、最低限のプランで契約。
今ならpovoのようなほぼ無料プランがあるが、当時はなかった
2021年:UQモバイル 2,500円
当時格安simで回線が強く、安いのはUQだったため契約、楽天モバイルでiPhone SE2を安くで購入したかったため、すぐに乗り換える事に。
楽天モバイルの1G無料とIIJmio 2G 400円を組み合わせて使用。
IIJmioの電波が悪く、スマホ決済ができない事が発生した事、楽天モバイル1G無料がなくなるため、すぐに切り替えを検討
2022年2~4Q:UQモバイル 実質600円
auカブコム証券で積立投資+UQモバイル契約で、毎月1,000円相当のポイントが付与されるキャンペーンを利用して、3G 1,600円のプランを申し込み。実質600円で使用
2023年~
LINEMOに乗り換え。3G990円だが、8か月間は同額のPayPayポイントが付与されるため実質無料(3~10か月目分がポイント付与されるため、厳密には初月と2か月目に1,000程円かかる)
いかがだったでしょうか?
色々と乗り換えていますが、その時々で状況が違うので、今後も情報を取りながらより良いキャリアに乗り換えていきたいですね。