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【第19回】子供の育て方について ~子育ての「選択」大全について③~

前回に引き続き、書籍「子育ての「選択」大全」についてお話します。

 

今日は世界の教育方法という事で、様々な教育法について紹介します。

 

モンテッソーリ教育
モンテッソーリ教育は3つの考え方を持っています。


①    子供自身に育つ力が備わっているため、どんな力を育てようとしているか観察し、お節介にならない程度に援助する

②    周りの子供に合わせて成長の方向や速さを求めるのではなく、子供の中で見出す事③    子供には無限の可能性があると信じ、尊敬し、励ます事

 

3つと言いながらベースとなる考え方は一緒ですね。

親がいつまでに何するかを決めるわけではなく、あくまでもその子自身が決める(決まっている)ことであるという考え方です。

 

出遅れているわが子を見た時に焦るかもしれませんが、広い心を持つ必要がありそうですね。

 

このような教育により、間違っても失敗してもやり直せばいいとの姿勢が身につくようです。

 

シュタイナー教育

シュタイナー教育はかなり特殊なようで

「7歳くらいまで文字や計算を教えない」

「14歳まで子供に判断を求めず大人が道筋を示す」

「14~21歳に権威に頼らず真理を追究し、批判的精神を養う」

といった考えのようです。

少し尖った考え方だが、要は、子育てには正解はないため自分で考えるしかないという事のようです。

【レッジョ・エミリア教育】

子供の好奇心、保護者の洞察・分析、専門家のアドバイスに依ってその子に適した方法で教育を行う方法を見出す手法。

実際には子供を対等な友人だと思って、余計な事は言わず必要時に助言するような教育のようです。

 

【サドベリー教育】

カリキュラム、時間割、クラス、宿題、テスト、授業もない学校での教育となります。

基本的に子供たちが知りたいと思った時にネットで調べ、わからなければ必要なことを教えてくれる大人を見つけ、授業を依頼する形式です。

非現実的な教育法のように見えますが、やりようによってはできる方法ではないかと思います。

但し、親が「勉強させたい」というような下心を完全に捨て、子供を認め尊敬する姿勢を身に付ける事が必要なようです。

 

【フレネ教育】

最適解を模索し続ける事をポリシーとした教育です。
親として大事なことは正解を教える事ではなく、子供と一緒に考え続ける事のようです。

 

【ドルトンプラン教育】

モンテッソーリ教育をベースに考えられた別の教育
独自の教育理念というよりは、大人の望み通りの事を自主的にやるように仕向ける方法

 

【イエナプラン教育】

多様な人々がお互いを尊重し合いながら暮らせる事を目指そうという考え方
学力テストのような結果ではなく、広い視野に立って教育成果をとらえる環境でないとこの教育は難しいため、日本では中々難しいと思われる。

 

いかがだったでしょうか?

どの教育が良いかという話ではなく、様々な教育があるのでそれぞれのいいところをつまみ食いして子供にとって良い教育をしてあげられるといいですね。