【第17回】子供の育て方について ~子育ての「選択」大全について①~
今日は子育ての書籍「子育ての「選択」大全について」を紹介したいと思います。
子育ての本は色々読んできますが、この本は非常に共感できる事が多く、全ての親御さんに読んで欲しい本です。
何回かに分けて紹介したいと思いますが、今日は本の全体について紹介します。
この本は子育てにおいての方針を決める上で、参考にしたい事例や教育法を紹介した本です。
モンテッソーリ教育などの世界の教育方法や保育施設、習い事、家庭学習、受験と進学などについて、実際の取材をもって書かれているため非常に参考になります。
特に印象に残ったフレーズを紹介します。
時代遅れになっているのは日本の教育全体ではなく、その一部で行われている受験至上主義教育観
非常に共感できます。
Twitterで次のようなツイートを思い出しました。
小学校:周りに合わせなさい
中学校:周りに合わせなさい
高校:周りに合わせなさい
大学:周りに合わせなさい
会社面接:個性を見せてください
周りに合わせることしかやってこなかった学生時代なのに、社会に出たらいきなり個性を求められる事を揶揄するツイートです。
受験至上主義も同じで、できるだけ多く、そして難しい問題を解くことを良しとしていたのに、社会に出たらそれよりも大事なことが沢山あるという現実です。
子供に必要な能力は①そこそこの知力②やり抜く力③自分にない才能を持つ人とチームになる事
非常に共感できる内容です。昔は①②③の順に必要だったが、今は③②①になっているとの事。確かに昔はいい大学へ行って、いい会社へ入る事が人生の勝ち組とされていましたが、今はいい大学ではなくてもいい会社へ入る事は出来ますし、社会は変わってきていますね(もちろんいい大学に入る事に越したことはないですが)
「中高生にせこい損得勘定を刷り込むな」「子供自身の純粋な興味関心を尊重しろ」
自分の経験からも中高生くらいまでは損得勘定なしに興味関心で行動してほしいですね。その経験が今後の人生に大きな影響を与えると思います。そこで損をしても長い人生では大きな得をすると思います。
子育ての選択において迷うことがあれば、最終的な決断は子供の目をみて、興味を示す先がその子が進むべき道
正直、誰も正解が分からないので、迷ったときには子供がやりたい事、つまり目が輝いている事を選ぶことが正解だという考え。
非常に共感でき大切にしたい考えですね。
大人が答えを授けるのではなく、子供自身が自分たちの将来直面する課題に対する答えを時間をかけて見出すサポートをするのが大人の役割
自分の親は答えを教える事で満足していました。その行為によって子供の頃の自分は「こんなこともわからない自分はダメだな」と自信を無くすこともあったので、共感できる内容でした。
いかがだったでしょうか?
気になるフレーズをあげてみましたが、次回以降はもう少し詳しくお話したいと思います。