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海外赴任準備 -国内引越編-

 

海外赴任準備の第二弾、引越についてです。


海外に限らずとも日本国内引越でも役に立つ情報かと思いますので、ご参考頂けたらと思います。

まず、必要な事は荷物の仕分けです。

 

A. 赴任先へ飛行機の手荷物で持っていく物
B. 赴任先へ引越業者で持っていく物
C. 日本に残しておく物
D. 捨てる物

 

それぞれ詳しく説明します。

 

A. 赴任先へ飛行機の手荷物で持っていく物

赴任した際にすぐに生活を始められるよう、ある程度の日用品は必要ですし特に海外となると日本で当たり前に買えていた物が買えない事があります。

 

B. 赴任先へ引越業者で持っていく物

引越業者を利用される方は多いかと思いますが、私は使いませんでした。
理由としては、

 

①値段が高かった(通常段ボールサイズ7箱、航空便で30万):会社負担ですが上司の圧力もあったので・・・。
②関税が高い(見積もりで10万円の予測):自己負担だったので。
③時期が悪い?:赴任が引っ越しシーズンの3月であったのでかなり高かった。
④格安運送業者を見つけたから:通常の3倍の大きさのダンボール1箱、max50kgで10,000円

 

少し詳しく説明します。

 

①値段が高かった
〇通、ヤ〇トに航空便手配の見積もりを取りましたがほぼ同額、船でも20万overでした。
航空便では1週間、船では1か月くらいかかる見込みだったと思います。
さらに、米、洗剤、バッテリーは不可。航空便ではアルコール類厳禁(少量のアルコールを含むウエットティッシュもダメ)でした。

 

②関税が高い
新品ではないのに新品価格(それ以上かな?)で計算されているようです。船の場合は5万と航空便では10万と船で関税が違うという不思議な事がありました。おそらく現地の税関はノルマが厳しく、税関職員に依っては通関の際かなりイチャモンをつけ、関税をつり上げてくるのだと思います。

 

③時期が悪い
赴任時期が3月だったので余計に高くなっていたのかと思います。

ただ、閑散期でも値段はあまり変わりませんでした。(閑散期の8月に依頼しても25万といわれました・・・)
原因はおそらくサポート料かと。両業者ともですがインボイス(必要書類)の作成などから梱包までやってくれるプランを選びました。(人事部長に勧められたので)

そのため配送料とは別にサポート料が多くかかっているからだと思います。通常、海外赴任引越費用は会社負担である事が多いため、価格競争がないことも原因かと思われます。

 

④格安運送業
私が赴任した国限定サービスです。
元々は出稼ぎ労働者が母国に土産、物資を送るためのサービスだったようですが現在はだれでも使用可能です。
低価格の配送料な上、関税もかかりません。10万円まで保証付きです。
但し、梱包、インボイス・パッキングリスト(のようなもの)は自力記入です。米や自動車部品などは配送できません。炊飯器などの電化製品は大丈夫です。
また、船による配送のため完了まで5週間くらいかかり、おそらく船舶内では少し高い温度になる事が予想されます。
船便は1週間に一回(水曜日だったかな?)なのでタイミングを逃すと6週間くらいかかります。
合計3箱送りましたが無事に届きました。意外と大きな箱なので本のような重たい物ばかり詰めると余裕で50kg超えます。
おススメはトイレットペーパーなどを詰めて重量調整と緩衝材代わりにするといいですね。
あと、業者に問い合わせをすると日本語が少し話せるフィリピン人が対応することがあります。私の場合は少し喋ったあと、日本人スタッフに変わりました。
かなり魅力的なサービスですが、一般企業が赴任時に使用するサービスではないイメージです。
というのも、2015年にこの制度が一時的に廃止になり、その後急に復活と、安定していない制度のようです。
物流関連の仕事をしていた頃の記憶では、海外輸送は破損、紛失、盗難、通関等様々なリスクがあり、FedExのようなプロの国際運送の場合はシステムが出来上がっているので紛失、盗難、通関のリスクは最小限に抑えられていますが、この制度はどこまでしたらいいかわかりません。一応大手の国際運送を使ったサービスなようです。日本国内配送は佐〇担当なようです。

なので赴任時に使用するのはあまり適切でないかもしれませんね。


現地若手駐在の日本人の方に聞いてもほとんど知らなかったですね。
飛行機で言うとLCCのようなイメージ。一般企業でLCCを認めている会社ってすくないですよね?うちはLCCどころか飛行機出張については原則認められておらず、飛行機より値段が高くても新幹線ですね。

 

C. 日本に残しておく物
実家に持っていきました。会社の規約では国内2か所に配送可能と書いてあるのですが、人事部長より「え?使うの?」的な反応だったので自力でやりました。赴任前に私の両親と妻の両親へのあいさつを行くついでに輸送したので特に苦労はしませんでした(と言いたい)

 

D. 捨てる物
これが大変でした。大型ごみから直前まで使うもの。条件に依って処理する物が多くありました。
捨て方は大きく分けて4つ

①一般ごみ
②市の廃品回収
③リサイクルショップ
④クリーンセンター

手軽さでいうと①≧②>>④>③
コストでいうと③>>①≧④>②

 

①一般ごみ
一般的な捨て方ですね。指定のごみ袋に分別して捨てる。赴任までにものすごい量を廃棄しました。
地域に依りますが比較的安価で廃棄できます。

1回の上限がある自治体もありますので、トラブルを避けるようルールを確認しましょう。

 

②市の廃品回収
これも市によって異なりますが大型ごみ、粗大ごみを回収してくれます。
一番助かったのはロフトベット。車にも載せれないので困っていましたが市に問い合わせた所、問題なく回収してくれました。

確か1,000円でした。

あとはコタツも捨てました。布団は赴任前日まで使っていたので、当日廃棄できたのは便利でした。
クリーンセンターに持ち込み出来れば安く済みますが、わざわざ軽トラを借りるくらいなら廃品回収が簡単です。

 

③リサイクルショップ
こちらも重宝しました。有名なリサイクルショップ、日本語直訳で「2番目の道」さんには大助かりしました。
持ち込み後30分査定。服、電化製品、自転車なんでも査定してくれます。
但し、自転車は防犯登録を解除し、解除した証明がないといけません。
防犯登録をしていなければ、わざわざ登録して解除しなければいけません。
また、冷蔵庫等持ち込めない物については査定依頼をすると訪問してくれ、後日引き取りに来てくれます。
洗濯機、冷蔵庫などメーカー推奨期限が切れていても引き取ってくれました。
ただ、熱を発する物(こたつ、ストーブなど)は査定が厳しく引き取ってくれないものもありました。

また、食器類等についても未使用限定でした。
基本的に引き取ってもらえれば廃棄コストはかからないですね。

 

④クリーンセンター
私の市の場合は車での持ち込みのみの受付でした。
車に不要なゴミを詰め、車ごと指定場所で計量。可燃、不燃に分けて廃棄。廃棄後、車を再計量し料金を支払いました。車に載ればほぼ何でも捨てることができました。
持ち込みなので一般ごみよりも安かったかもしれません。

 

といった感じです。
このような大がかりな廃棄は初めてだったのでどのような方法があるのか調べながら進めたため、3ヵ月くらいかかりました。
平日は仕事だったので休日妻と二人で処分しました。