実際、スマホ料金は安くなっていない!?
今日はスマホ料金について話しようと思います。
菅政権の目玉政策として、スマホ料金の値下げがありましたね。
結果、キャリア3社が20G、2,500円~3,000円の新しいプランが出されました。
それでは、この恩恵を受けた人はどのくらいでしょうか?
おそらく、全ユーザーの5%以下だと思います。
詳しく解説します。
まず、全ユーザーの通信量ですが、
~3G/月以下:約60%
3~7G/月以下:約20%
7G~15G/月:約5%
15G~20G/月:約5%
20G以上:約10%
です。
よって、20Gのプランに対応するユーザー(15G~20G/月)は約5%です。
では、他の人はどのくらいの価格になるでしょうか?
UQモバイルのプランを例に挙げると、
月3Gのプランで約1,500円
月15Gのプランで約2,500円
月25Gのプランで約3,500円
となり、
通信量のユーザーに対応させると、
月3Gのプランで約1,500円 → ~3G/月以下:約60%
月15Gのプランで約2,500円 → 3~15G/月以下:約25%
月25Gのプランで約3,500円 → キャリアの新プランの方が安い
となります。
但し、現在5Gや7Gなどのプランで5,000円以上支払っているユーザーもいるため、
現状よりも安い値段を見て20Gのプランにする方も多いはず。
また、月15Gと月20Gであまり価格が変わらない、
月3Gと20Gで1,000円しか変わらないのであれば20Gを選ぶ人もいるはず。
本来2,000円くらいの適切なプランが他の会社であるのに、
目先の新プランに移行するユーザーもいると思います。
以上の事から本来新プランに適さないユーザーも新プランに移行する事になります。
深読みすれば、菅政権の政策をうまく利用して、安いプランで問題なかったユーザーまでも取り込んだキャリア携帯会社の戦略のようにも見えます。
私もこのような戦略をとれる考え方ができるようになりたいと思いました。